
昨年度最後の教区女性研修会(2026年6月5日)では、講師に荒山 淳氏(名古屋教区第30組恵林寺副住職)をお迎えし、「親鸞聖人御物語の趣〜念仏者の生きる方向性〜」の講題のもと三条別院旧御堂を会処に開催いたしました。
日程は10時開会、勤行、講義、昼食休憩の後、班別座談、まとめの講義をいただき、15時半に閉会という流れでした。
参加者は40名(うち10名がオンライン参加)で男性の参加もありました。

講義は荒山先生の奏でる龍笛「越天楽」の調べとお念仏から始まりました。
真宗本廟教導・同朋会館教導など教化教導の他にも、御本山で法要の楽(雅楽)の取締役をされている先生の龍笛を御正忌報恩講さながら三条別院でお聞きできたのです。会場は講題の「親鸞聖人御物語の趣」をお聞きする雰囲気が高まり、手が合わさりました。

先生は親鸞聖人のご生涯の「趣」を「面向き」と表現され「念仏とは」「往生とは」「報仏報土とは」をテーマにお話を進められました。
親鸞聖人のご生涯をスクリーンにて御絵伝など多くの資料でお訪ねし、お人柄にふれました。犬神人(いぬじにん)の姿からハンセン病差別のお話もお聞きしました。現代の生活の現場で私たちが気付いていない事を具体的にお聞きし、私の顔は何処を向いているのか、定まっているのか、見つめ合っているのか、そんなことを参加者の皆さんは自身に問われたことでした。

また過去の歴史から現在を知るというお話の中で、最初に演奏された「越天楽」が六道輪廻天上界を超える意味の仏教音楽であったことや、明治の時代に「天」が「殿」に変えられたり「後生楽」とすり替えられた神仏混淆の背景や廃仏毀釈のお話をお聞きし、雅楽の楽器の音取りには聞き合う敬愛の精神があること、指揮者はいらないのだというお話が心に残りました。


まとめの講義の最初に紙芝居「しんらんさまと やまぶしべんねん」をお話しいただきました。子どもたちの教化に尽力されている荒山先生のお語りに一同引き込まれて、「さぁご一緒に!」と言われると思わずお念仏がこぼれたひとときでした。WEB参加の方にもこの時間は視聴できるように設定いたしました。
山伏弁円のお話の後、「聞かずにはおれなかったものが私の中にあるのだ」と救済の教えから自覚の教えへと結ばれました。



班別座談は、おいしい昼食をみなさんでいただいた後の流れでお話も弾み、それぞれが感じたこと、思うところをお話しできた様子でした。先生も座談会の各所に出向いてくださいました。
お仲間の話を聞きながら、私はどうなんだろうと問われたり、自分の顔はよく見えてないと気付いた方もいらっしゃいました。それぞれの生活現場からのお話に違いを感じたり共感したり、「座談で声を出して元気になりました!」との感想もいただきました。あっという間の一時間でした。



◆ 女性研修会からお知らせ
女性研修会ではゆったりじっくり聴聞し、親しく語り合うことを大事にしています。今年度の女性研修会も是非お楽しみにご参加ください。
また今年も継続して「親鸞聖人の教えに聞く」の学習会を計画しています。
以下の日程で開催しますのでご予定ください。(近くなりましたら教区ホームページ、新潟教務所、お近くのお寺にご案内いたします)
どなたでも参加できます!是非ご一緒にお話をお聞きしましょう。
1 研修会のご案内
(1)2026年10月30日(金) 新潟エリア女性研修会
10:00開会〜15:30 会処:木揚場教会(新潟市中央区礎町通上1ノ町1957)
講師:豊島 信(新潟教区第6組西光寺住職)
(2)2027年4月20日(火) 教区女性研修会
10:00開会〜15:30 会処:三条別院
講師:酒井義一(東京教区 存明寺住職)
2 学習会のご案内
テーマ 「親鸞聖人の教えに聞く」〜聖人のお手紙からお人柄に触れる〜
開催日 2026年9月17日(木) ・11月11日(水) ・2027年3月2日(火) ・4月14日(水)
時 間 すべて13:00〜15:00頃まで 会処:三条別院(※変更の場合有り)
講 師:豊島 信
※申し込み不要・参加費無料です。
上記、お問合せがございましたら、新潟教務所までお電話ください。