教化委員会本部会委員 上宮 崇(第2組善正寺)
去る5月25日(日)に、高田別院を会場として「2024年度新任研修会」を実施いたしました。本研修会は、旧三条教区における同研修会を踏襲したもので、①教師取得後5年以内の方、②お寺に戻られて5年以内の方、③日常的に法務に就かれていない方(兼職者)を対象とした研修会です。

新潟教区としては2回目の開催ということで、昨年の7月から本部会内でワーキンググループを立ち上げ、企画・検討を重ねてきました。講師には昨年度と同様、同朋会館教導の本多雅人先生をお招きし、参加者個々で日常的に問題となっている事柄などについて事前に先生にお伝えさせていただいた上で講義いただきました。
本研修会のテーマとして「ひとりからともにの歩みへ~自ら開かれる聞法の場~」を掲げました。本多先生はこのテーマを通して、「ひとりから出発すること」の重要性を述べられました。一人ひとりが独立した上で「ともに」の歩みが始まるということでした。また、「大谷派教師として歩む」という言葉からも、私たちはその言葉に縛られすぎてしまうこともあるということで、私たちが日々の生活で抱えている問題と照らし合わせながら、周りの仲間とともに歩むことが大事であると感じました。私たちスタッフも改めて自身の歩みを確かめる場となったことであります。
日程は1日フルに使い、午前の講義から始まり、スタッフ含め全員で昼食会、その後座談会と午後の講義という流れでした。座談会はなるべく時間を取るようにし、参加者同士の交流を深める場としても有意義になるようにしました。
今回は参加者が6名と少なかったですが、開催時期など考慮すべき点がまだあったのではないかというところが反省点です。なお、次年度(2025年度)の新任教師研修会は休止するという計画となりましたが、次回開催する際にはこれまでの実施結果を踏まえ、より充実した内容で多くの方に参加いただけるような研修会となることを願う次第です。

