教化委員会本部会副本部長 藤島 直
12月19日、宮下晴輝前教学研究所所長を講師として、「是旃陀羅」問題教区テキスト学習会が開催された。本山作成のテキスト『御同朋を生きる』の学びを深め、「是旃陀羅」問題を課題として向き合うための学習会であった。

昨年12月に、大谷派宗門としての受け止めと各教区・各組での学習会実施という宗門の方針を各組の役職者に広く共有していただくために「是旃陀羅」問題教区説明会が実施されたことを受けての開催であった。
今回の学習会開催にあたり、初めて問題を学ぶ方でもある程度理解を得られるように、解放運動推進本部より中山量純氏に講師をお願いして、事前学習会も二回にわたって開催された。
今回の教区学習会で、新潟教区としての「是旃陀羅」問題に対する取り組みが終了するわけではなく、今後も、テキスト『御同朋を生きる』を活用した教区・各組で学習会や輪読会が開催されることが企図されている。その意味では、今回の学習会は、始まりであり、モデルケースの一つのような位置づけになるといえる。
アンケートを実施したところ、【 「是旃陀羅」問題についての理解は深まりましたか】という質問に対して、「理解が深まった」・「少しだけ理解が深まった」という回答を多くいただいた一方で、「理解できない」・「全く理解できない」という回答もいただいている。
新潟教区として確認された願いは、「すべての門徒が認識を深めることによって、『観経』の理解を問い直し、現実の様々な差別問題を自らの課題として向き合って聞く教化(『教区報』掲載)」を展開したいということである。今後も、「是旃陀羅」問題が、「理解できない」と回答された方々にも念仏者の課題として認識していただけるように、いただいた意見や要望を参考にして、問題点をあきらかにし、学習会の開催方法を検討していきたい。
