ブログ

【瓦版】教化委員会瓦版発行の挨拶

自信教人信

新潟教区教化委員会本部長 佐々木惠一郎(第10組行通寺)

新潟教区がスタートを切って丸一年が経ちました。この1年は、かつての教区で行われてきた事業をほぼそのまま継承して実施してきたものが多くありました。2年目以降は、これまでの事業を振り返り問題点を整理しながら、少しでも教区の教化方針に乗っ取った形の事業にしていきたいと思います。

ご存じのように、新教区では「一ヵ寺に聞法の場を開く」ことを教化方針の第一に挙げています。教区改編の議論の中で、新教区の教化方針の柱をどうするかとなったとき、一ヵ寺一ヵ寺が「お寺」としての役割を果たしていくことが願われているのではないか、との結論に至りました。

「お寺」が「お寺」としての役割を果たす、つまり「お寺」が聞法の場として開かれていく、または開かれ続けていくことを目指すべきであると考えました。

「聞法の場」といっても、法話会を開いているから、仏事の度に法話をしているから、ですむ話ではないような気がします。お寺に身を置く私自身が聞法する身となっているか、そのことが問われるのではないでしょうか。まず、自身が聞法をし、そしてお寺を聞法の場として開いていく、いやむしろ自身が聞法をしていないと「お寺」を聞法の場として開いていくことがかなわないのではないかとも思います。

私自身このことについては、反省することしきりであります。自坊が聞法の場として開かれているのか、私自身が聞法する身となっているのかそのことを問い続けて、2年目の教化施策の実施に向けて邁進していきたいと思っております。よろしくお願い致します。