ネットDE仏教〔第五回〕
Google活用術!
2021.11.30更新
今やパソコンやスマートフォン・タブレットといった機器は、あらゆる仕事において効率よく進めるために必要なものです。お寺に関わることも先進機器を利用することで効率化することができます。さらに、インターネットの特性を活かして情報を共有し、いつでもどこでも利用することができるようになります。
今回は大手インターネット検索サービスであるGoogle(グーグル)が無料で提供する機能についてご紹介します。Googleのようなインターネット上のサービスは、同一のアカウントでデータが共有されますので、どの端末から見てもデータが反映されます。
【Googleのサービスを利用するために】
Googleは基本的に無料で利用できます。Googleが提供するサービスを利用するためには、アカウント(利用権利)の登録が必要となります。スマートフォンを利用されている方の中には、Gmail(ジーメール)をご利用になっている方もおられると思います。GmailはGoogleが提供するメールサービスであり、既にGmailをご利用になっていれば、アカウントを新たに登録する必要はありません。特にAndroidを使用している方の多くは、Googleアカウントを既にお持ちになっているはずです。
パソコンをお持ちの方は、ブラウザからhttps://accounts.google.com/signinへアクセスして、「アカウントの作成」をおこなってください。
【Google各サービスの利用方法】
ログイン後にGoogleのトップページ(https://www.google.com)にアクセスすると、以下のような画面となります。
右上にある「Googleアプリ」という格子状のマークにカーソルを合わせると、様々なアプリケーションが表示されますので、その中から利用したい機能を選びます。
【Googleドライブについて】
Googleドライブとは、オンラインストレージというインターネット上でデータを管理できるサービスです。個人が特定のツールを持たなくても、利用するためのアカウントさえあれば自由に管理できるインターネット上のサーバのことを「クラウド」と言います。Googleアカウントごとに自動的に15GBの容量が無料で割り当てられます(有料で追加することも可能)。Googleドライブにアップロードされたデータは、使用する端末が変わっても、また場所を問わずアクセスすることができますし、他の人と共有することもできます。Googleドライブは、Gmailのメールデータの保存に使用される他、後述する各機能でファイルを作成した際のデータ保存場所にもなります。
1.カレンダー
予定(スケジュール)を登録することができます。スマートフォンのアプリと連動すれば、いつでも予定を確認することができます。通知をオンにしておくことで、その日の予定を忘れないようにすることもできます。
2.ドキュメント
一般的なワードプロセッサアプリのように、簡単な文章ファイルを作成することができます。Microsoft Word(ワード)ファイルとの互換性もありますが、完全に対応していないため、表示が崩れることがあります。
3.スプレッドシート
スプレッドシートとは表計算機能を指し、いわゆるMicrosoft Excel(エクセル)に相当するものです。表計算機能は、数値データの処理を得意としており、お寺の会計の帳簿づけなどで利用することができます。Excelで使用できる関数はほぼ使用できます。こちらもExcelファイルとの互換性があり、ファイルをアップロードすればファイルを開くことができます。
4.スライド
スライドはプレゼンテーション機能、いわゆるMicrosoft PowerPoint(パワーポイント)に相当するものです。プロジェクター等を使って文字や絵を使って説明を行う等、いくつものスライドを作っていくものです。PowerPointを使ってみたいが使いこなせるか心配など、まずは無料のGoogleで試してみるのも手かもしれません。こちらもPowerPointを持っていなくても、クラウドにアップロードすればPowerPointファイルを開くことができます。
5.フォーム
フォームとは、インターネット上でアンケートを取ったり、イベントの申込みを受け付けたりすることができる機能で、様々な回答形式で設問内容を自由に設定することができます。
フォームのアドレスをメール等で送信することにより、対象者へ回答を得ることができます。
【他にも多数】
Googleが提供するサービスはここでは全て紹介しきれないほど多数あります。気になるものはどんどん使ってみて、Googleを有効活用しましょう。